相模原市のシンボルツリーとも言える桜の樹を守るため、永続的な支援をしようと南区古淵の(有)ヤギ・リカーズが「サクラサク サガミハラ」と名付けた本格焼酎を開発した。3月20日から販売され、1本購入するごとに100円が市内にある桜の点検や補植などの維持管理費として、相模原市に寄付される。
同社の八木健芳専務取締役は昨年、市内の桜の多くが樹齢50年を超え、腐朽や倒木の問題を抱えていることを知った。土木課などにも聞き取りを行うと、予算の問題で整備が進んでいない状況も知ることができた。そこで「永続的な支援のために、酒屋である自分に何が出来るか」を考えた結果、桜をイメージした焼酎を開発し、売り上げを寄付していくことを思いついた。
昨年12月から商品開発をスタート。製造は震災で経済的に被害を受けた熊本県の(株)堤酒造に依頼した。そしてこのほど、2種類の「サクラサク サガミハラ」が完成。裏ラベルには市シティセールス・親善交流課の協力も得て、市マスコットキャラクター「さがみん」も登場している。さくら色ラベル=写真左=が芋焼酎、あお色ラベル=写真右=が麦焼酎、どちらも720ミリリットルで1650円(税抜)。同店のホームページから購入が可能だ。「芋は優雅な桜を彷彿とさせる香り、麦は軽やかな飲み口が特徴です。桜の問題を支援することで、郷土に対する愛情も持ってもらえたら」と八木専務。問合せは同店【電話】042・756・5230へ。
さがみはら南区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|