かながわ部活顧問賞を受賞 県相水泳部顧問・細田教諭 IH(インターハイ)出場3回の功績
県立相模原高校(塩谷和雄校長)の水泳部顧問・細田秀明教諭がこの程、神奈川県教育委員会から「かながわ部活顧問賞」の表彰を受けた。これは、インターハイ出場3回、関東大会7年連続出場などの同校着任以来11年間にわたる功績が評価されたもの。同賞は県教育委員会主催の企画「かながわ部活ドリームプラン21」の中で受賞されたもので、今回は県内の高校部活動の顧問3人が選ばれた。
細田教諭が赴任した平成12年、同校ではまだ水泳部はなく、「水泳愛好会」だった。選手は数人、市民選手権しか出場できない全くの無名状態。しかし顧問就任後、部員の力が着実に伸びていき、1年目で関東大会に出場できるまでになった。その6年後には、悲願だったインターハイ出場も叶えた。
部員の実力を伸ばす秘訣として、細田教諭は「生徒1人ひとりをよく見て、その子が持っている良いところをほめて伸ばしてあげる。あと、生徒を信じて最後まで諦めないこと」と語った。
輝かしい成績の裏側で、北相地区高大連の委員長を16年間務めたことも受賞の一因に。選手権大会を盛り上げる画期的なアイディアや、他校顧問のサポートにも積極的に取り組んでいる姿勢も、県内部活動の活性化を推進したとして評価された。
「次は日本一」
細田教諭はもともと、外資系企業の営業マン。元・民間を活かし、教師になってからは画期的なアイディアで生徒たちを引っ張り、厚木北高校、上鶴間高校をそれぞれ強豪校に育て上げてきた。
現在、県相水泳部でのモットーは「挑戦」。どんな目標を達成しても、常に上を目指すことを生徒たちに伝えている。「1人じゃないから、頑張れるんだと思う」。部員の1人がこう語るように、初心者にも教えあって成長するなどチームワークが部内に確立されている。
次の挑戦はインターハイで日本一になること。細田教諭は、「チャンスが必ずくると思って、やるしかないですね」と飽くなきチャレンジ精神を見せていた。
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