自転車一方通行がスタート 県内初の取り組み 来月14日から
国道16号の中央1丁目交差点から横山方面に向かう中央5丁目交差点間の歩道で、自転車の一方通行規制が来月14日(月)から始まる。今年1月に同地点で実施された社会実験の結果を踏まえ行われるもので、神奈川県警では「事故防止につながれば」と期待を寄せる。
同エリアは相模原駅へ向かう自転車と、県立相模原高校へ向かう自転車が激しく行き交う地点。歩行者から苦情が多かったこともあり、事故防止の観点から1月には社会実験が行われていた。今回、一方通行となる歩道の距離は460m。平日の午前7時半から9時までの1時間半が対象となる。すでに規制エリアの歩道にはセンターラインがあり、自転車の走行は自動車と同じ進行方向に限定される。規制時は車道よりが自転車、その隣が歩行者の専用道路に。一方通行を無視するなど、従わない場合は道路交通法により3ヵ月以下の懲役または5万円以下の罰金が科される。
県内で同様の規制が行われるのは初で、全国では静岡市葵区に次いで2例目。
肯定的な意見が大半
1月に行われた社会実験では、一方通行の遵守率が88%で接触事故も起こらなかった。県警が通行者・近隣住民を対象に行ったアンケートによると、一方通行規制により「交通事故防止、安全性が向上する」と答えた人が全体の70%を占めるなど、肯定的な意見が大半を占めた。これらの結果を受け、今回の本格実施に至ったという。相模原署では「(自転車の一方通行規制を)今後も進めていきたい」と意欲を示した。
近隣に住む男性は「スピードを出す自転車が多くて危険だった」と話しており、規制により自転車マナーの改善を望む声も挙がっている。
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