相模原市立中野中学校の美術部の生徒が、相模原市消防団津久井方面隊第2分団第1部の消防団詰所(中野1013の2)のシャッターに”火の用心”を呼びかけるイラストを創作した。可愛らしい表情の2人の消防団員と消防ポンプ車が描かれたイラストに、子どもから大人まで、幅広い年代層の防火意識が向上することが期待されている。
今回完成したシャッターのイラストの原案は、津久井方面隊第2分団1部(中野地区、団員34人)の団員が、「親しみのある可愛らしいもの」をイメージして考案。それを基に、中野中美術部の生徒たちが、土日を中心に作業にあたり、約3ヵ月かけてシャッター3枚分もある巨大なイラストを描き上げた。
相模原市消防団では、地域の消防団に対する親近感を深め、住民への防火思想の普及を図る目的で、昨年度から「消防詰所シャッターイラスト作成計画」を実施している。もともと、同団の詰所のシャッターには、20年近く前に同じく中野中の生徒たちによって歌舞伎のイラスト描かれていた。しかし、シャッターが大風で壊され、新しいものに変えられ、空白になっていた。「地域の中学生にも防火意識をもってもらいたい」との思いから、今回も同校に依頼。絵を描いた美術部の1年生は「私たちが描いたイラストが消防団のPRや火災の予防につながれは嬉しい」とその絵に込められた思いを話す。
消防活動への関心向上に期待
同団1部の石原清行部長は「津久井方面隊第2分団第1部は、消防ポンプ自動車と小型積載車の2台が配備されているハード面では恵まれた珍しい団です。しかし、消防団員の確保が厳しい状況に有り、若干の欠員を生じております。新しくなったシャッターのイラストに目を留めていただき、消防団に興味を持っていただければと思います」と話している。
今回のイラストは、イラスト作成計画の一環として制作された。昨年度は南区の2ヵ所、今年度も他に、津久井方面隊1ヵ所(又野地区)の詰所でイラストが描かれている。
![]() 20年近く前にも中野中生徒がイラストを制作
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