転入出が多くなる3、4月に向けて、緑区役所2階の区民課待合スペースに有料広告付きデジタルサイネージ(電子看板)が設置される。これは待合スペースの利用者に快適に待ってもらうことを目的とするもので、設置は2月末を予定している。
設置されるデジタルサイネージは上・下部に2画面仕様になっており、上の画面では、天気予報やニュースがリアルタイムで流れる。下の画面はタッチパネル式で、広告として企業のPR映像が流れる予定となっている。
緑区によると、転入出のピークとなる3、4月には区民課窓口に多くの人が殺到するため、待ち時間ができてしまうという。今までも携帯電話で待ち時間を確認できるサービスなどを導入してきたが、待合スペースの利用者に有益な情報を提供することを目的に今回の設置を決めた。区政策課は「待ち時間を減らすことに努めるとともに、今回の設置により、利用者が少しでも快適に過ごしていただけるようになれば」と期待を込めている。
今回の設置に向けて、緑区はデジタルサイネージを製作、設置、管理等を行う事業者を昨年9月に募集。これによって決まった事業者が広告を出す企業の募集、広告の作成、掲載等も行うため、広告収入も事業者に渡る。区はデジタルサイネージ設置場所の賃貸借契約を同事業者と結び、その貸付料を受け取る仕組み。区は設置場所を提供しているだけで、運営等はすべて事業者が担うこととなる。期間は設置日から5年間となっている。区役所では2014年、今回と同様の契約により製作された有料広告付き案内地図を1階に設置しており、今回はそれに引き続くもの。区政策課では「貸付料による財源確保としての側面も有している」と話している。
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