相模原を全ロケ地とし、相模原を舞台に制作が企画され、中断していた映画「ホペイロの憂鬱」の脚本がこのほど完成したのを受け、映画制作会社(株)リトルバード(小池和洋代表取締役/西橋本)を中心とする制作サイドが再度映画化の実現に向けて本格始動することになった。映画では相模原の魅力を存分に引き出し、より多くの市民に参加してもらいながら、「オール相模原」映画を全面に打ち出していく考えだ。リトルバードによると、11月にクランクインし来春完成をめざす考え。制作に向けては現在、市の後援を要請しているほか、各方面に協力を募っている。
同映画は市内在住の作家、井上尚登氏の小説「ホペイロの憂鬱」が原作。プロサッカー選手の身の回りの管理や準備などをするホペイロ(ポルトガル語で用具係)の地元サッカークラブでの成長と、そのチームに舞い込む数々の謎を解き明かしていく様子を描いた、心温まる物語。原作の舞台も相模原で、中には、「相模大野グリーンスタジアム」など、市内の著名な場所を想起させるような架空の場所が多数登場している。
撮影を巡っては、2014年に相模原市制60周年記念事業の認定を受けるなど制作に向けて着々と進展していたものの、脚本の完成に時間を要したことや資金面などの協力の取り付けに苦心したことから一時停滞。中断状態が続いていたが、このほど脚本が完成。配役も固まり、撮影体制の準備なども完了していることから、撮影に向けて再スタートを切ることになった。現在、各所へ後援や資金面などの協力を再度呼びかけているほか、新設したツイッターなどでも支援者の拡大を図っている。
映画では、市民1万人参加といった目標を掲げる。ロケ地はもとより、大勢の市民を巻き込むことで映画全体が「オール相模原」となる市民一体での制作をめざしていく構えだ。プロデュースするリトルバードの小池氏は「市民の方の協力のもと、楽しく盛大な映画にしたい」と話し、制作への意気込みを示した。
事業の詳細については、アカウント名「RoupeiroMovie」で検索を。
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