大沢中学校卒業生の西山未奈美(まなみ)さん(白鵬女子高校2年)が、この夏に行われた「第4回全国高等学校陸上競技選抜大会」女子2000m障害物で全国優勝を果たし10月12日、市役所を訪れて加山俊夫市長に優勝報告を行った。西山さんは「優勝出来て嬉しい。来年は1500mでインターハイ出場を目指したい」と話した。
この選抜大会は女子の棒高跳や三段跳、ハンマー投など、インターハイでは実施されていないオリンピック種目の普及・強化を図る大会。他種目からの参加者も多く、主催の日本陸上競技連盟が定めた記録に到達した幅広い競技分野の強豪選手が集まっている。
今年は8月27・28日に大阪府のヤンマーフィールド長居で開催した。西山さんは、普段は1500mと3000mの中距離が本業。監督の勧めもあり、昨年も同大会に同じ種目で出場したが、転倒もあり7位入賞だった。今回は「正直優勝出来るとは思わなかった」と謙遜するが、170cmの長身を活かした長いストライドで後続の追撃を1秒10振り切り、6分50秒20の好タイムで優勝した。
西山さんは、大沢中時代は無名選手だったが、陸上の県内屈指の強豪である白鵬女子高に憧れ、直接同校の監督を訪ねて入部を嘆願して進学した。入部後は毎朝4時に起きて、朝練を行うなど練習を重ね、1年半余りでその才能は開花。インターハイへの出場こそならなったが全国レベルの選手に育っていった。
12日は、母親とともに市役所を訪問。体育協会の森田会長、陸上競技協会の神藤会長も同席する中、西山さんは「昨年のこともあり、最初は優勝など考えられなかったが、実際にフィールドに立つと負けたくないという気持ちが強くなりました。実際に優勝出来て嬉しいです」と報告。これを受け加山市長は「すばらしい活躍は、若い人の励みになります。次の目標に頑張って頂くとともに、練習を重ねてぜひとも東京オリンピックに出てもらいたい」とエールを送っていた。
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