相模原市は7月7日、市議会の「広域交流拠点に関する特別委員会」に職業能力開発総合大学校跡地(橋本台)を取得する意向と現在の状況を説明した。市によると、跡地にはリニア橋本新駅建設に伴い移転が計画される、相原高校と相模原協同病院が入る予定。併せて、同跡地と津久井広域道路を結ぶ道路も整備される計画で「市民の利便性を少しでも損なわないようにしたい」と市では話している。
2012年2月に、JR東海から発表されたリニア中央新幹線の橋本駅建設。その中で、新駅の開発に伴い相原高校の移転問題があがり、移転候補として検討されてきたのが、2013年に小平市に移転統合された職業能力開発総合大学校相模原校跡地だ。市は「相原高校は95年前の開校当時、駅前に高校を建設する条件で、地権者から土地の寄付を受けて建設された経緯があります」と説明し、「長年地域に親しまれてきた高校なので移転しても市民の利便性を損なわないようにしたい」と話す。
同校跡地は、橋本駅から約1・5Km、橋本駅と圏央道相模原ICの中間に位置する場所にある。計画では、同大学跡地約25haの内、東側10haを相原高校、西側10haを相模原協同病院に割り当てている。併せて、津久井広域道路から約230mのアクセス道路を整備する計画。直行のバス便の運行なども検討しており、「橋本駅から概ね10〜15分で通えるようにしたい」としている。今回の移転に対し、相原高校とともに移転が計画される相模原協同病院は「詳細は未定ですが、正式に決まりましたら利用者の方々に迷惑がかからないよう、発表させて頂きます」と話す。
市では同跡地を更地にもどす整備作業に今年度中には取り掛かりたい意向で、「国・県・市の計画により、駅前という便利な位置からの移転となるので、周辺道路やバス便等交通網の整備を対処する等、市が協力できることは前向きに取り組んでいきたい」と話した。
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