町田市立金井中学校を卒業した関根花観(はなみ)さんが先月29日、震災に見舞われた仙台育英学院高等学校に入学した(=写真・関根さん提供)。関根さんは「被災した地元の人と一緒に復興の手助けができれば」と話している。
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関根さんは全国都道府県対抗女子駅伝競走大会に都代表として出場し、区間賞を獲得するなど全国屈指のランナー。その能力を更に発揮するため、陸上の名門・仙台育英高校を選んだ。
東日本大震災のため入学式は1か月遅れ、仙台入りも入学式前日となった。中学を卒業後は高校の監督から指示を電話で受け、たった一人でメニューをこなした。また4月10日から10日間、千葉県での合宿に新入生一人だけ参加した。「体重管理や練習量など中学よりきつく大変だった。でも真剣に陸上に打ち込んでいる監督や先輩についていき、より専門にやっていきたい」と抱負を語る。
「震災があって、気持ちがとても変わった。自分の陸上をするのはもちろんだけど、地元の人も苦しんでいるので、一緒に復興を目指したい。自分の走りで勇気や希望、感動を与えられるようになりたい」という。3千mか1千5百mで県大会、東北大会を勝ち抜き、インターハイを目指す。そして冬の駅伝に出場するため今日も走る。
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