NPO法人町田市レクリエーション連盟の理事長を務める 薗田碩哉(セキヤ)さん 小野路町在住 69歳
楽しさ発信で笑顔広げる
○…「レクは内々の活動より外に発信する方がより楽しい」。10年間活動を続けてきた町田市レクリエーション協会から今年4月、NPOに法人化した。「ゲームや音楽だけでなく、食事や掃除でも楽しくやればレクになる」。スポーツのイベントを行うにも『あいうえお』の精神を重んじる。「明るく・良い加減に・嬉しく・笑顔で・面白くだよ」とにっこり。小野路や野津田地域の自然を活かした野外活動、公民館やセンターでの室内活動の促進。より多くの市内の団体や組織との連携などやることは山ほどあるという。
○…東京大学文学部を卒業後、日本レクリエーション協会に就職。編集者として記事を書きながら全国の職場などにレクを提案した。「小説家になりたかったんだけどね」と懐かしむ。約30年勤めた後、実践女子短期大学生活福祉学科の教授として、学生らに遊びを通じた豊かな福祉の在り方を指導。毎年未来のヘルパーや介護士に「人生は楽しく生きなければいけない」と言葉をかけた。16年間勤め今年3月に退職。「若い方と話す機会が少なくなって寂しい」とつぶやく。
○…『さんさん幼児園』の園長としても約30年子どもを見守った。「孫が数百人いるようなもの」と微笑む。現在は同園を退き、もち米作りに励む。「連盟の方とお米を育てお餅をつくのが楽しみ。でも人手が足りないから募集しているよ。特に若い方の力をね」と満面の笑みを浮かべる。
○…うた、ダンス、読み聞かせ、昔遊びなど現在20団体で構成され、今後はさらに数を増やし社会貢献活動を行う。「簡単なようで難しい。信念があるメンバーらと実現していく」と意気込む。市内の大学と連携して、中高年と若者が繋がる機会も企画したいという。「町田の中心街にしても、若者だけとお年寄りだけが集う場所で境界線がある。それではいけない」。人もレクも”分け隔てなく”の心情で、笑顔の場を作る。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>