胃健康チェック事業導入 町田市 今年10月から
町田市は、胃がんを含む疾患予防を推進するために「胃の健康チェック事業」を今年10月から実施する。13年度予算案に2500万円を盛り込んだ。
これはヘリコバクター・ピロリ菌やペプシノゲンを検査することによって胃の健康度を調べるもので、採血による検査で胃の疾患に罹るリスクをABCD群で判定する。
対象は55歳〜64歳を予定し、期間は10月から来年2月まで、市内協力医療機関で受診となる。受診期間は5年に1回。
検査は採血によってヘリコバクター・ピロリ菌の有無、ペプシノゲン濃度による胃粘膜の萎縮度状況を調べ、A〜D群で胃疾患リスクを判定する。ピロリ菌だけでなく総合的に判断することにより、詳しく判定できるという。
ピロリ菌は胃がんの要因と言われ、ピロリ菌の有無や胃粘膜の状況を調べることは未病での予防や早期治療に役立つと、このような検査を導入している自治体や医師会が増えている。
町田市担当課は「この検査は罹患リスクを知るためのもので、胃がんや胃炎を直接知る検査ではないが、早期発見・治療につながると考えています」と話す。
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