町田市は市内中小企業のものづくり、販路拡大を応援するために「町田市トライアル発注認定制度」を創設した。優れた新商品を市が認定することで中小企業を支援する。都内市区町村で初の取り組み。
「町田市トライアル発注認定制度」は、市内の中小業者が生産する新規性の高い優れた商品の普及を目指し、商品及びそれを生産する中小企業を認定する制度。市内には186カ所の工場があり、その分野は多岐にわたる。
市は今年4月、小売業やサービス業を中心としたK業者らを支援する『新産業創造センター』を開所し、”商都町田”に新たな産業を作り出そうと商議所などと合同で支援している。今回の制度導入で、生産・販売する製造業も支援し、経済面からの活性化を図る。
石阪丈一町田市長は定例の記者会見で「新産業創造センターは起業するためのノウハウを提供するもので、今回の制度を活用してもらうことで既存の中小企業を応援し、町田市の更なる発展につなげたい。市内には優れた商品が多くある」と話した。
認定対象は、販売開始から5年以内の新規性の高い商品で、既存の商品とは別の範ちゅうに属し、または同一の範ちゅう内でも著しく異なる使用価値が認められるもの。
認定を受けると市が作成する「認定商品カタログ」や市ホームページ・広報などに掲載される。また市が認定商品を購入する場合、競争入札によらない随意契約による導入が可能になる(購入の必要がある場合のみ)。
申請受付は6月3日〜7月12日で、認定機関は2016年3月まで。申請後は同制度懇談会で意見聴取が行われる。
市担当課は「現段階で、問い合わせが数件あり、ぜひ多くの企業に申請してもらいたい。この制度を使い、信用度や知名度が高まり、販路拡大に利用していただければ。今後は、更に信頼度、知名度を高められるような産業展のようなイベントに参加するなどの機会を設けられれば。さらに町田市で製造された優れた商品をアピールできるような支援をしていきたい」と話している。
問合せは市経済観光部産業観光課【電話】042・724・2129へ。
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