金井中学校卒業の関根花観選手は15日、台湾で行われた第16回アジアジュニア陸上競技選手権大会に出場し、女子3000mで準優勝し銀メダルを獲得した。2016年リオデジャネイロ、2020年東京五輪への出場に期待が強まる結果となった。
日本陸上競技連盟が19歳以下からリオデジャネイロ、東京五輪での活躍が期待されている選手を編成してチームを作り、関根選手も将来性を期待され今回の選考となった。
中学校時代に陸上を始めた関根選手。中学の時には都駅伝大会で町田選抜チームを優勝に導き、高校は愛知県の豊川高校に進み、2013年の全国高校駅伝で、エースが集まる1区を走り3位の好成績でまたもチームを全国優勝に導いた。高校時のベストタイムは9分06秒97(3000m)で高校生第8位(2013年12月末時点)。
関根選手は高校を卒業した今春、日本郵政株式会社に入社し、女子陸上部に所属し仕事と陸上の日々を送っている。
関根選手にとって初めての大舞台となった今大会。序盤は先頭を走り自分のペースでぐいぐいレースを引っ張るいつものスタイルで調子を上げていたが、終盤に追いつかれ9分17秒55の成績で2位となった。1位はキルギスの選手で9分16秒23の成績だった。
関根選手はレースを振り返り、「1週間前から台湾入りしたが、最終日のレースだったので調整が難しく、暑さ対策も甘かった」と悔やんだ。
今後は北海道での大会に出場した後、国内での合宿を経て、海外での高地トレーニングに向かう。秋には駅伝などのシーズンになるので、万全の調整で大会に挑む。
「今後とも大きな大会で結果を残したい。目指すのは2020年東京五輪のマラソンで出場したい」と関根選手。日本郵政グループ女子駅伝部の高橋昌彦監督は「今春創部した新しいチームの中で、本当に良くやってくれている。すべきことが分かっている選手だ」と期待を寄せる。
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