金井中出身の関根花観選手(日本郵政グループ)は9日、東日本女子駅伝に出場し、実力選手が集まる1区で1位でタスキをつないだ。
福島県で行われた東日本女子駅伝。信夫ヶ丘競技場をスタート・フィニッシュする42・195Km(9区間)で争われる。北海道から静岡県までの18チームが出場し、今回で30回を迎え、駅伝シーズンを告げる歴史ある大会。
社会人1年目の関根選手。日本代表クラスが集まる1区(6Km)に東京チームで抜擢された。レースは予想通り、例年より速いペースで1Km、2Kmとラップを刻み、横一線の混戦状態が続いた。ゲスト解説の小出義雄氏もテレビ中継の中で「このメンバーの中で、スパートをかけるのは、とても勇気がいる」と解説するほど、今回は実力者が揃った1区だった。
4・5Kmを過ぎた地点で、それまで中盤にいた関根選手が前に出ると状況が変わり、上位者が絞られ始めた。残り1Km地点でロングスパートを仕掛け、そのままトップを譲らないまま1位でタスキをつなげた。タイムは19分02秒で2位と3秒差。
「今シーズン初の駅伝だったので、ウズウズしていた気持ちを今回のレースにぶつけられて良かったです。東日本駅伝では1回も区間1位が獲れなかったので、とても嬉しい」とレースを振り返った。
高校卒業後、創部したばかりの日本郵政グループに今年4月に入部。6月にはアジアジュニア選手権で3000mに出場し、2位の好成績を残すなど2年後のリオ五輪、6年後の東京五輪への出場も期待される存在となった。「今回の駅伝で自信にもつながったので、1月の都道府県大会に出場して結果を残したい。来シーズンは、日本郵政グループとして実業団駅伝に必ず出場できるように頑張りたい」と抱負を語った。
日本郵政グループ女子陸上部の高橋昌彦監督は「非常に良い走りだった。これまで後半粘れなかった反省点をいかした見事な区間賞」と讃え、「チームとしても、ものすごく大きな一歩となった」と話した。
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