「第38回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会」(8月22日〜26日・東京辰巳国際水泳場)で市内在住の柏木澪音(れおん)さん(小学4年・メガロス町田所属)が10歳以下女子50mバタフライで全国一位に輝いた。10月31日(土)からはじまる「市外部クラブ対抗戦」に向け、準備を進めている。
オリンピックや世界選手権、未来の日本代表選手を目指すジュニアスイマーの登竜門といわれる「全国JOCジュニアオリンピックカップ」。柏木さんは厳しい標準記録(出場規準)を突破した全国の強豪たちと争った。
10歳以下女子50mバタフライは予選を1位通過(タイム30秒94)。上位8人で争う決勝では「もっとできる」とコーチへ宣言し、さらにタイムを縮め、単独1位に輝いた(30秒69)。また、クロール10位、背泳ぎ8位という好記録も残す。「ジュニアオリンピックでの決勝進出、優勝はクラブにとって初の快挙」とクラブ関係者も湧く。
水泳は4歳から
澪音さんの活躍には家族、近所の誰しもが驚いているそう。1200gの未熟児で生まれ、アレルギー、喘息持ち。決して体が丈夫な方ではなかったが、水泳クラブに通うお姉さんたちの練習にはいつもついていきたがった。お母さんは医師と相談の上、「少しなら」と4歳で水泳をはじめることを決めた。
市外部クラブ対抗戦へ
現在の澪音さんは学年で1番身長が大きい。その身体からのダイナミックな泳ぎに周囲は期待を寄せている。また精神面も「負けん気の強さが凄い」と練習に付き添う高橋秀和コーチとに言わせるほど。大きい大会ほど実力を発揮する「本番に強い」タイプだ。
大会の目標設定はいつも「優勝する」でなく「ライバルに勝つ」こと。同年代で同程度の実力を持つ選手をライバルに設定し泳ぐ。家族、クラブスタッフのサポートの下、週6日で練習を続けている。
そんな毎日を「お友だちと遊べないこともあるし、練習は大変だけど、泳ぐことは好き。(ライバルに)負けたくないし」と澪音さん。得意種目のバタフライにさらに磨きをかけ、10月31日(土)、市外部クラブ対抗戦(東京辰巳国際水泳場)に出場する。
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