市内各地で「あいさつ」を通じて地域を活性化させる動きが出ている。鶴川地区協議会では今年9月から鶴川地区全体で一定期間ごとにあいさつ運動を開始。9月15日から18日には青少年健全育成第三地区委員会(夏目泰忠会長)の委員やPTAが、鶴川第二中と鶴川第三小それぞれの正門や校内で、生徒会や児童会、あいさつ委員の児童らとともにあいさつを行った。
この運動は、日常的な「声掛け」や「あいさつ」を子どもと大人も含めてみんなで行うことで、多くの人が親近感や連帯感を持つきっかけとし、住みよい地域づくりを進めていくことを目的としている。さらに「あいさつが交わされることで、犯罪の起こりにくい地域づくりに繋がることを期待しています」と夏目会長は話している。
初めて校内だけでなく、地域の人々との触れ合あった鶴川三小では「初日より2日目、2日目より3日目と、顔見知りになることで、あいさつの声が大きくなっていった」と鈴木みどり校長が笑顔で話し、今後の取り組みに期待を寄せた。
山崎地域でも
山崎地域では、「地域の子どもは地域のみんなで育てる」を方針とした「山崎地域あいさつキャンペーン」に取り組んでいる。4月から一定期間を設け、山崎中と七国山小の児童らが朝の登校時間を中心に、お互い各校門前に出向き、町会、PTAなどと一緒にあいさつをしあっている。「災害時などの緊急時や防犯などにも役立つはず。家庭・地域・学校が一体となって行うことによって地域コミュニティの活気が出れば」と発案した山崎中の萩原和彦校長は話す。
9月14日から18日にかけては七国山小・山崎中に加え、都立山崎高校も参加。近隣3校が初めて合同でキャンペーンを実施した。小1から高3までの児童・生徒が一体となってあいさつ運動を行うのは都内でも珍しい取り組み。
参加したPTAの一人は「昨年は不審者の情報などが何件かあったけれど、最近はあまり聞かなくなった。すぐそばで毎日学校生活を送る3校なので、この交流は役立つはずだと思います」と話していた。
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