町田市立金井中学校卒業の関根花観(はなみ)選手(日本郵政グループ)は14日、女子5000mの記録会に出場し、リオデジャネイロ五輪の参加標準記録(15分24秒00)に迫る15分28秒88の好タイムを叩き出した。五輪代表者が決まる日本陸上競技選手権大会(6月24日〜26日/愛知県)に10000mと同様に5000mでも出場することが決まった。
これまで5000mの自己ベストは15分37秒94だったが、14日の日本体育大学長距離競技大会(記録会)ではそれを10秒近く上回る28秒台の好走を見せた。5月1日にはアメリカ合宿中に参加した大会で10000mに出場し、こちらも31分48秒90で自己ベストを更新したばかり。
記録会には、同じ日本郵政グループ女子陸上部に所属する鈴木亜由子選手とともに出場。鈴木選手は世界陸上5000mで9位になった日本を代表する選手。序盤から2人は他の選手を引き離し、好タイムでラップを刻んでいった。関根選手が引っ張る場面もあり、参加標準記録の24秒を狙える走りを見せた。レース後、関根選手は「後半は思うような走りができなかった。今後の課題です」と振り返った。
記録会への出場に関して、日本郵政グループ女子陸上部の高橋昌彦監督から「15分30秒を切ったら、5000mでも、日本選手権にエントリーして五輪に挑戦してみよう」と提案。今回の結果を受け高橋監督は「10000mも5000mも日本選手権にエントリーする。5000mのスピードは10000mに良い影響を与えてくれるはず。今日のレースは100点満点の結果」とコメントした。
報道陣に囲まれた関根選手は「日本選手権では、まず10000mで代表を狙っていきたい。今日の5000mでも、ちょっと手ごたえを感じることができたので、いけるところまで頑張りたい」と話し、リオ五輪に関しては「手の届くところまで来ているのかなと思います。4年に1度の大会なので、狙えるような練習を一生懸命して、選手権に臨みたいです」と答えた。
5000m、10000m女子の日本代表は、6月24日から3日間で行われる日本陸上競技選手権で決定する。同大会で、8位以内で派遣設定記録を満たした場合や、3位以内で参加標準記録を満たした場合などが条件。5000mの派遣設定記録は15分06秒34、10000mの派遣設定記録は31分23秒17。関根選手は10000mで参加標準記録を満たしている。
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