スポーツを通じて日本とパプアニューギニアとの交流を深めようと10月27日、日本パプアニューギニアスポーツ友好会の設立総会がベストウェスタンレンブラントホテル東京町田で行われた。
この友好会は町田市内の有志が呼びかけて結成したもので、発起人は(株)鈴木瓦店を経営する志村容一氏。志村氏が所属している東京町田クレインライオンズでは、同国に対し小学校の建設や文房具の提供など長年にわたり支援し続けている。志村氏もこのプロジェクト立ち上げから参加し、その後も毎年、同国を訪れて交流を深めている。
友好会の構想は2年ほど前から。同国の学生らに技術を学んでもらおうと日本に招き職業体験を実施。学生らは日本で学べることを大変喜び、同国からも引き続き受け入れ要請もあり翌年も計画したが、就労ビザなどの関係で受け入れできなかった。そこで、スポーツを通じて交流できないかと今年2月に現地でマラソン大会を開催。上位2人は4月に町田市内で行われた武相マラソンに出場した。
「素晴らしい成績を残せたわけではないけど、日本の文化や生活をとても楽しんでくれた。こういった交流を続けていきたいと思い、友好会設立を呼び掛けました」と話す。
設立総会にはパプアニューギニア駐日大使のガルリエル・ドゥサバ全権大使や町田商工会議所の深澤勝会頭、町田市観光コンベンション協会の清水行雄副会長などが列席し、役員選出や事業計画などが承認された。初代会長には志村容一氏が就任し、26人が理事など役員に就いた。
来年も現地でのマラソン大会の開催、武相マラソンへの出場などが計画されている。「多くの人の手を借りてスタートすることができました。今後はマラソンだけでなく、2020年の東京オリンピック・パラリンピックでのキャンプ地招致なども視野に入れていきたい。教育、スポーツ、経済など両国の交流に力を注いでいきたい」と志村会長。
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