神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
八王子版 公開:2016年6月23日 エリアトップへ

大和田町出身の元プロ野球選手で、現在、都内ホテルのマーケティングを担当する 高木 大成さん 練馬区在住 42歳

公開:2016年6月23日

  • X
  • LINE
  • hatena
高木 大成さん

「新たな価値」づくりに奮闘

 ○…引退から10年が過ぎた。現在はプロ野球選手時代に所属した球団の母体グループが運営する都内ホテルに籍を置く。担当するのは「ホテルの新しい価値」を創造し、新たな顧客層の発掘。「東京タワーを眺めながらバスタイムを楽しむなど、今は30、40代の女性に、自分へのご褒美として当ホテルを利用して頂くプランを練っています」。インバウンドの影響もあり、ホテルの稼働率が好調な今こそ「新しい商品を」と、ビジネスマンの顔を見せる。

 ○…1996年に現「埼玉西武ライオンズ」に入団。走攻守に優れた選手として活躍したものの、プロ入り4年目に右足首の靱帯を断裂すると、その後は相次ぐ怪我に見舞われ、満足にバットを振ることができなくなった。「怪我をしてリハビリをする過程で、いかに周囲に支えられているかを実感した。相手の話をよく聴くようになりましたね」。復帰を目指し”あがいた日々”が視野を広げてくれた。

 ○…引退後の約6年間は、球団広報などを担当。試合後にファンを呼んで、「ゲーム熱」が残るグラウンドでノックを行い、その臨場感を楽しんでもらうなど、ファンが選手に「近づく」様々なイベントを企画。チームの集客に貢献した。「お客さんが何を望んでいるのか常に考えながらアイデアを形にしていきました」。この業務が、32歳で初めて名刺交換を経験した元スター選手をビジネスマンへと変貌させた。

 ○…ホテルマンとして活躍する今でも将来は多くの学びを与えてくれた「野球に恩返ししたい」と、指導者への憧れを残している。伝えたいことのひとつがキャッチボールの大切さ。相手の捕りやすい球を投げる必要のあるキャッチボールは、相手を気遣う気持ちを生み「人をつくる」と考えているためだ。「会話は要らないんです。私の原点も父親とのキャッチボール。心を交差させる時間が楽しかった」。理路整然と話す語り口に温かみがこもった。

八王子版の人物風土記最新6

樫井 陸さん

瀬戸山賞を受賞した青年ボランティア団体「八王子BBS会」の会長を務める

樫井 陸さん

中央大学3年生 21歳

12月19日

藤崎 舞雪さん

視覚障害者で、「ケア」に関わる人の地域談話会「ケアカフェ」の講師を務めた

藤崎 舞雪さん

楢原町在住 37歳

12月12日

小峰 英男さん

40年間制作し続けた「木版画年賀状」の展覧会を開催した

小峰 英男さん

八幡町在住 82歳

12月5日

上島 浩子さん

赤ちゃんや家族と地域をつなぐイベントを初開催する

上島 浩子さん

上川町在住 43歳

11月28日

尾崎 靖宏さん

設立40周年を迎えた八王子肝友会の最長会員の

尾崎 靖宏さん

堀之内在住 71歳

11月21日

工藤 裕子さん

石川県輪島市でボランティア活動を行った市民団体のリーダーを務めた

工藤 裕子さん

東浅川町在住 41歳

11月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月30日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 12月14日0:00更新

八王子版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

八王子版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年12月19日号

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook