今年の八王子まつり(8月5日(金)・6日(土)・7日(日))ではギネス世界記録の挑戦が行われる。挑戦するのは6日の民踊流し。3000人規模の踊り手を集め、Largest bon dance(最多人数で踊る盆踊り)の記録更新に挑む。
服装、人数、細かいチェック昨年大阪で2025人
現在の記録は大阪市で2015年に行われた道頓堀盆踊りインターナショナルの2025人。それに対し昨年の八王子の民踊流しの参加者は3763人であったことから、関係者は「実現不可能なものでない」と力を入れている。
この挑戦をまとめるは600人以上の会員が所属する八王子民踊協会。同会は1951年(昭和26年)に発足、61年(同36年)から八王子まつりにて甲州街道で踊り(民踊流し)を披露している。
同会副会長の吉沢トシ子さん(平岡町在住)は昨年秋、まつり実行委員会から挑戦について打診を受けた。市は来年市制100周年を迎えるにあたり、そのプレ記念事業のひとつとしてこの挑戦を企画した。吉沢さんは「えらいこと」と当初は戸惑いもあったが、関係者の思いを汲み引き受けた。
今年5月から「特訓」をはじめ、現在15人の会員が各地域の練習会を指導している。
6日午後4時30分甲州街道にて
挑戦に使用する曲は「太陽おどり」。吉沢さんによるとこの踊りは従来の音頭と少し異なり、「新しくて、垢抜けたモダンな楽曲」という。「全体的に難しいが、振りはそういくつもないので踊りやすい」そう。まつり当日は公式認定員等が「浴衣と草履を着用しているか」「振り付けが揃っているか」「挑戦者の人数」などを細かくチェックする。
当日まで踊り手全員が集まって練習をする機会はなく、まさに「ぶっつけ本番」となる。吉沢さんは「めったにない光景になると思う。がんばるのでぜひ見に来ていただきたい」と意気込んでいる。
会場は甲州街道の八王子駅入口交差点付近から追分町交差点付近までの約1・8Km。挑戦は午後4時30分くらいから始まる予定となっている。