東京八王子南ロータリークラブ(小澤春美会長)は昨年度に続き、サイパン短期交換留学派遣生事業を行った。1月にサイパンの高校生2人を日本へ招き、3月に日本の高校生2人をサイパンに送った。同じグループにあるサイパンRCがサポートした。
4月12日のクラブ例会で報告会が開かれ、留学した啓明学園高校3年の岡田章太郎さん(立川市在住)、都立町田高校3年の市倉真晴(まさはる)さん(日吉町在住)が1週間の滞在で学んだことなどを話した。2人は現地の高校で授業に参加した。
「過去忘れない」「強くなった」
「(他国との)価値観の違いを知りたかった」とこの事業に応募した岡田さん。実際訪れてほとんどの生徒が授業で積極的に手を挙げる姿に驚いたそう。また島内をめぐる中で、廃車となって放置されている旧日本軍の戦車を目の当たりにし「前に進むのはいいが過去を忘れてはいけない」と強く感じたという。
市倉さんは「海外ならでは」の様々な体験を、会場の笑いを誘いながら発表した。バギーや潜水艦など色々な乗り物に乗ったこと、ピザが大きくてしょっぱかったこと、お風呂が水だったこと、深い海に潜り命の危険を感じたこと…。「おかげでひと回りもふた回りも強くなった」と笑顔で話した。
報告を受けた小澤会長は「新鮮な感動があった」と2人を称えた。