多摩市はこのほど、映画『耳をすませば』(スタジオジブリ・1995年)のモデル地となった場所や、史跡など聖蹟桜ヶ丘周辺の観光スポットを紹介するMAP「聖蹟桜ヶ丘周辺まち歩き」を制作、現在公共施設で配布を行っている。所定の場所に行ってスマートフォンをかざすと、音声によるガイドで解説を聞くことができるという珍しい企画だ。
『耳をすませば』が公開されてから今年で20年。市は、同作品の上映会を7月12日にパルテノン多摩で開催した。同時にまち歩きMAPを5千部制作。MAPには、せいせき観光まちづくり会議(森田利夫座長)の協力を得て、作品のモデル地となったとされる「いろは坂の階段」「金毘羅宮」などの他、鎌倉時代の史跡である「関戸古戦場跡」「横溝八郎の墓」など聖蹟桜ヶ丘周辺の観光スポット10カ所(全約2Km、約2時間)と、その解説文が掲載されている。
この企画の特長は、スマートフォンで音声ガイドを聞くことができること。事前にアプリケーション「Junaio」をインストールして、MAPに掲載されているバーコードを読み込むと「聖蹟桜ヶ丘周辺まち歩き」の画面が表示される。表示中に各スポットで風景に向けてスマートフォンをかざすと、音声ガイドが流れる仕組み。『耳をすませば』の場所では、作品で声優を務めた本名陽子さんの声でガイドを聞くことができる。またMAP掲載店(3店舗)に置いてあるアンケートに答えると、プレゼントがもらえる特典もある(数に限りあり)。
市経済観光課では「市外から訪れている人も多い。多摩市は観光資源に乏しいので、市外から来てもらえるような仕掛けを行っていきたい。今回だけでなく、今後も色々な形で継続していければ」と話す。
なお、実施期間は9月30日(水)まで。MAPは多摩センター駅出張所、関戸公民館、永山公民館など市内公共施設で入手ができる。
ガイド付ツアーも
9月26日(土)には、観光まちづくり会議のメンバーらによるガイド付ツアーも実施。時間は午前9時30分集合、午後1時まで。参加無料。先着30人。申込・詳細は、市経済観光課【電話】042・338・6867へ。
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