任期満了に伴い、7月2日に投開票が行われた東京都議会選挙。定数2の南多摩選挙区(多摩市・稲城市)には5人が立候補する中、新人で都民ファーストの会の齋藤礼伊奈(れいな)氏(38)と、現職で無所属・都民ファーストの会推薦の石川良一氏(65)が当選した。都内各地で都民ファーストの会が大きく議席数を伸ばす中、南多摩選挙区でも同会の公認・推薦を受けた2人の候補が当選する結果となった。
今回、南多摩選挙区に立候補したのは、新人でシンガーソングライターの齋藤氏、現職で元稲城市長の石川氏の2人の他に、現職で5期務める自由民主党・小礒明氏(65)、新人で元多摩市議会議員の日本共産党・菅原重美氏(68)、新人で現役の会社員の無所属・土居範洋氏(35)のあわせて5人。
開票が締め切られた午後8時の時点で、都民ファーストの会が優勢と報道される中、都内各地で開票作業が進められ、各選挙区で当確の一報が次々と流れた。
南多摩選挙区では、午後10時過ぎに齋藤氏、石川氏に当確が出された。結果、トップ当選した齋藤氏は、3万2525票を獲得。石川氏は2万9269票を獲得し、3番目だった小礒氏との差は6107票だった。
数多くの支援者が集まる中、齋藤氏は都民ファーストの会のカラーである緑のスーツを身にまとい、枯らした声で挨拶し、「時間がない中で、必死だった。都民ファーストの会、小池さんを応援してもらう中で、私にも『頑張りなさい』と言っていただいているのだと思う。その思いを受け止めてやっていきたい」と今回の選挙を振り返り、抱負を語った。
一方、再選を果たし、2期目に臨む石川氏は、本紙の取材に対し「無所属で徒手空拳の身には苦しい戦いだったが、既存の枠組みでない政治を求めた都民の声に強く後押しをいただいたと思っている」と今回の選挙を振り返った。
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