恵泉女学園大学と「福島とつながる種まきプロジェクトネットワーク」が共催する「福島キッズ『リフレッシュ&エコキャンプ』@恵泉」が8月5日から7日まで、同大学南野キャンパスを中心に行われた。
同大学では、2012年に東日本大震災による原発事故によって深刻な影響を受けている福島県の有機農業者や多摩地域の人たちと「福島とつながる種まきプロジェクトネットワーク」を発足。福島から農業者や高校生を招き交流を行ってきた。
13年から15年まで公益財団法人倶進会、17年は独立行政法人国立青少年教育振興機構の「子どもゆめ基金助成活動」の助成を受け、震災と原発事故によって野外活動が制限されている福島の子どもたちの保養と、東京の子どもたちとの交流を目的とした同キャンプを実施している。
「今後も継続して」
4回目となる今回のキャンプには、福島県いわき市から39人、東京の子どもたち10人が参加して、2泊3日の行程で、同キャンパス内に宿泊しながら、和太鼓のワークショップやキャンパスの屋上に設置されているソーラー発電の見学、田んぼで草取りや生き物観察などを体験。小野路の里山見学や、大学構内の教育農場で野菜を収穫し、ドラム缶を使ってピザ作りを楽しんだ。押し花を使ったしおり作り、グループによるフラッグ作りも体験した。
いわき市から参加した子どもたちは「ピザを初めて作って、グループで食事ができて楽しかった」「友達ができて良かった」「3日間すべての体験が楽しかった。最高の思い出になった」と感想を述べた。
同大学教授で同ネットワークの共同代表のひとりである澤登早苗氏は「子どもたち、スタッフも充実したプログラムを体験することが出来た。最初は緊張していた子どもたちは、体験を通じてすぐに仲良くなり、良い笑顔があふれていた。今後も継続していけるようにスタッフと協議しながら検討していきたい」と話した。
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