子どもたちの体力・運動能力低下が全国的に課題とされる中、子どもたちの「投げる力」を養うことを目的に「投げるくん」という運動用具が教育の現場で使用されている。その「投げるくん」の部品の一部として使用してもらおうと東京ガス(株)多摩支店、(株)サンリオエンターテイメントから6月9日、多摩市立豊ヶ丘小学校(小林佳世校長)にサンリオの人気キャラクター「ハローキティ」のシールが貼られた合成樹脂のガス管が寄贈された。
「投げるくん」は、高いところから張った紐に、筒状のものを通し、投げる動作を繰り返し行う運動用具。5年前から東京都教育委員会によりオリンピック・パラリンピック教育推進校等として指定を受けている同校は、月に一度、この「投げるくん」のほか、バランスボールや一輪車などを使った独自の体力向上プログラム「トヨリンピック」を実施し、子どもたちの体力向上に一定の効果を得ているという。
そこで多摩市教育委員会は、今年度から「投げるくん」を市内27の小中学校にも広げていくことを決定。以前から交流のあった東京ガス(株)多摩支店に投げるくんでガス管を使用したいことを相談したところ、同社が快諾。加えて、子どもたちにより楽しく取り組んでもらうと(株)サンリオエンターテイメントの協力を得て「ハローキティ」のシールをガス管に貼付して寄贈されることとなった。
当日は、東京ガス多摩支店の長谷川弘一支店長らが同校を訪れ、「市内の子どもたちに楽しみながら体力、投げる力の向上に役立ててもらえれば」と直径2・5cmのガス管19本を同校と市教委に寄贈した。またキティちゃんがサプライズで登場し、デモンストレーションを行うと、会場は子どもたちの歓声で沸いた。その後、子どもたちがガス管を利用した「投げるくん」で繰り返し遊んでいた=写真。同校の小林校長は「楽しみながら取り組むことで子どもたちの投げる力を養うことができれば」と話していた。
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