市立貝取小学校で2月6日、ロンドンパラリンピックでゴールボール競技女子日本代表として金メダルを獲得した中嶋茜さんや劇団四季の俳優たちによる特別授業が行われた。
同校は、2月4日からの3日間を学校公開日とし、最終日は土曜授業参観日として保護者や地域の人たちに授業風景を公開した。
その中で、今回は東京都オリンピック・パラリンピック教育推進校・トップアスリート招聘事業の一環で、中嶋茜さん、日本ゴールボール協会コーチの増田徹さんを講師に迎え、講演会、ゴールボール体験授業を行った。生まれつきの弱視の中嶋さんは、盲学校に通っていた時にゴールボールに出合ったこと、競技を通じて学んだことなどを紹介。その後、3年生を対象に行った「ゴールボール体験」では、自ら実践しながら、子どもたちに競技の楽しさを伝えた。中嶋さんは「皆さんに楽しんでもらえて、ゴールボールのことを知ってもらえた。2020年の東京パラリンピックでぜひ生で見てもらえたら」と話していた。
「母音を意識して」
また6年生は多摩市選挙管理委員会による模擬投票を体験。5年生は劇団四季の3人の俳優による「美しい日本語の話し方教室」で、母音の重要性や、一音一音離して話すこと、連子音の大切さなどを学んだ。この話し方の授業を受けた女子児童は「放送委員なので、みんなにしっかり伝わるように母音を意識してわかりやすいように話していきたい」と感想を述べた。
同校の新貝朗副校長は「こうして保護者の方々に見に来ていただき、家庭や地域で話題にしていただくことで教育効果が高まると思う」と振り返っていた。
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