▽女子サッカー「なでしこジャパン」がワールドカップで初優勝を果たしてから、1ヵ月が経とうとしている。団体としては初となる国民栄誉賞の受賞も決まった。褒賞の授与を発表した枝野官房長官は「名誉の点だけにとどまらず、政府としてできる支援を行う」とした。困難の中で困難に立ち向かう勇気を国民に与えた、なでしこジャパンの発展は、同時に被災地復興のシンボルにもなり得る。
▽なでしこジャパンには、すでに昨年と一昨年に大和市が市民栄誉賞を贈った大野忍選手と川澄奈穂美選手の2人がいる。さらに小中学生時代に「大和シルフィード」でプレーした上尾野辺めぐみ選手もいる。今回の優勝を受けて大和市では、過去に授与した市民栄誉賞とは別の褒賞を検討しているが、3日現在、何も発表されていない。県内ご当地選手への特別表彰は横浜、厚木、川崎、綾瀬でも発表されているため、すでに出がらし状態。後出しジャンケンで追随するよりは、ここは大和らしさをアピールする機会と割り切ってみてはどうか。
▽そこで大和市に提案がある。なでしこジャパンの偉業と選手の功績を称え、大和スポーツセンター競技場の名称を「なでしこスタジアム2011」としてはどうか。その冠に命名権を設定して販売し、収入を地域の女子サッカー発展に充ててもいい。スタジアムでなでしこリーグの試合を開催し、広大な基地の一部にナショナルトレーニングセンターを誘致すればさらに夢も膨らむ。大和市観光キャラクターの「ヤマトン」をサポーター代表に抜擢するのもいいだろう。
▽昨年の根岸英一さんのノーベル化学賞受賞に続き今回はワールドカップでの優勝。ひとつの街でワールドクラスの偉業の当事者が立て続けに輩出されるのは世界でも稀ではないだろうか。であればこそ大和市はここで開き直り、話題性重視の盛り上げ役、サポーター側に回ってはどうか。
▽そこで描くのは夢―。それは、男女問わずに将来、サッカーワールドカップが日本で開催された際に、キャンプ地や試合会場に大和市が選ばれること。そのピッチに地元選手が立ち、指導者やスタッフにも出身者が名を連ねる。いっそのこと女子サッカー王国の名を拝命してはどうだろうか。
|
<PR>
大和版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
営繕110番!薩駿建設工業㈱お電話一本、即当社のパトロールカー参上☎046-263-4331 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>