「大和になでしこチームを」 女子サッカー支援に市が本腰
昨年の女子サッカーワールドカップで大和市ゆかりの3選手が優勝に貢献したことを受け、市では今後を担う若い世代のために、女子サッカーの支援に取り組むことを決めた。将来的には「大和市からなでしこリーグ加盟チームを」と気勢をあげている。
支援策のひとつが「地域スポーツ・女子サッカー支援担当」の新設。4月1日から、市の組織として文化スポーツ部スポーツ課内に設けられ、係長以下3人が配属される。女子サッカーチームの活動場所の確保・整備を中心に、地域スポーツ全体の基盤づくりを行う。今夏のロンドンオリンピックも視野に入れ、ワールドカップ決勝時に開催して好評だったパブリックビューイングなども企画。サッカーを軸とした地域振興も図っていくという。
さらに7月には、大和市主催の大会「(仮称)大和なでしこカップ」を開催。未来のなでしこジャパンを目指す女子サッカー選手に活躍の場を提供するとともに、競技力の向上を図ることが目的。市サッカー協会と連携をしながら、小学生・中学生が参加できる大会を目指す。
予算はスポーツ大会開催事業、環境整備費を含めて年間で440万円。
市スポーツ課では「女子サッカーが大和の新たなシンボルとなるようにバックアップしていく。将来的には、純粋な大和生まれのサッカーチームで『なでしこリーグ』入りを目指したい」と話している。