大和商工会議所青年部会長に就任した 笹森 浩史さん 草柳在住 40歳
志は、幸せのため
○…「出たがり、やりたがりのいじめっ子。人の言うことは全然聞かなかった」。子どもの頃をそんなふうに振り返った。市内で行政書士事務所を開業して10年。大和商工会議所青年部での活動も今年が7年目。会員62人のリーダに就任して2ヵ月が経った。「自分は地元の出身ではないので遠慮する部分もありましたが、先輩方の後押しもあり大役を務めさせていただくことになりました」
○…小学5年生で出会った担任の男性教師、さらに中学時代の柔道部の顧問によって「人の気持ちを少しは理解するようになった」。そんな中学時代に人生を方向づける事故が起こった。「母親がオートバイで事故を起こしまして…。その時に家族が『法律』の壁に苦しめられたのが悔しくて。それで法律の道を志しました」という。弁護士を目指し、厚木東高校から国学院大学に進むも司法試験の壁は高かった。縁あって町田市内の司法書士事務所で実務を積みながら司法書士を目指すがこれも難関。2002年に行政書士に合格してすぐに開業した。
○…高校時代の同級生だった妻と愛娘2人に恵まれ、業界では早咲きの独立だったこともあり「周囲の先輩方に可愛がってもらい」仕事にも恵まれた。「困っている人を法律で救いたい」。そんな思いで今の仕事にたどり着いたが、とある大学教授に「何のために行政書士になったか」と尋ねられ答えに困った。「その教授は『幸せになるためでしょ?』といとも簡単に言うんです」。この一言が揺るぎない信念となった。
○…「将来の夢は?」と尋ねると、間髪を入れずにこんな答えが返ってきた。「横浜スタジアムの目の前にマンションを買ってベイスターズの試合を毎試合観る。そんなおやじになりたい」…。青年部会長としての所信表明にこんな言葉があった。
「失敗を恐れずに『できること』ではなく『やりたい』と思ったことに挑戦する」
|
|
|
|
|
|
|
<PR>