大和市は21日、大和天満宮周辺で計画が進む大和駅東側第4地区再開発事業地に民間組合が建設を予定する、複合公共施設のイメージ図などを市のホームページ上で公表した。 大和市が公表したのは、再開発組合が8月7日に基本契約を交わした特定業務代行者、清水建設・佐藤総合計画共同企業体(以下、清水・佐藤JV)が応募時に提案した資料の一部。資料には、地下1階・地上5階建ての内観や外観、具体的な施設構造などがイメージとともに示されている。
市によると、特定業務代行者の公募には大手JV4者が応募。4者は、大和市が今年2月に策定した「大和駅東側第4地区公益施設基本計画」をもとに施設構成や設計提案、総工費の試算など提案書にまとめた。
この提案を組合が審査して、清水建設・佐藤総合計画JVを選んだ。
イメージをもとに
公表した提案書について大和市は「特定業務代行者が公募時に提出したもので、現時点で確定したものではない」としているが、イメージ図などの提案内容をベースに今年12月までに基本設計、来年5月までに実施設計が行われる予定。
市では今後、大和商工会議所や近隣自治会に事業の状況などを説明し、その際に施設への意見も収集する考えで、「可能なものは設計に反映させる」としている。一般市民に向けては「要望があれば出向いて説明したい」としている。
2番目の金額
特定業務代行者に応募した大手4JVが示した施設の総工費は「76・4億円」、「77・1億円」、「89・7億円」、「93・2億円」と、最大で17億円の開きがあったことが本紙の取材で明らかになった。
この中で清水・佐藤JVが示した総工費は「89・7億円」で、応募4者の中で2番目に高い金額だった。
市が今年2月に策定した施設基本計画では、公共施設整備費を109億円と推定し、このうち施設の総工費は74億円と見込んでいたが、清水・佐藤JVが示した総工費はこれよりも15・7億円高かった。
これにより現時点での整備費の推定が、単純計算で基本計画策定時の約109億円から、約124億円に増加していることになる。
これについて市では「総工費だけが判断材料ではなく、施設内容やメンテナンスなど総合的な審査を経て選ばれた」としている。整備費の推定額が増加したことについては「今後の施設設計のなかでコストダウンに向けた交渉をしていく」としている。
この複合公共施設には、800席と400席の文化ホールと図書館、子育て支援施設、市役所連絡所などが整備される予定。
今後の見通し
今後は、12月までに基本設計を終え、来年5月に実施設計、地権者の権利変換手続きを経て、来年秋には既存建物の解体に着手し、2015年3月に竣工・開館する予定。
この間、焦点となるのは、事業への批判がくすぶる市議会での関連予算審議だが、本格的な審議や議論は今年12月か来年3月の議会定例会になる見通し。
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