大和市が15日、ICカードで自転車を貸し出す社会実験を始めた。サイクルポートと呼ばれる自動貸し出し機を高座渋谷駅西口など2カ所に設置。11月14日までの1か月間で市民の利用傾向などをつかむ方針。
自転車の貸し出しを社会実験するのは昨年11月に続く2度目。前回の実験では、放置自転車を活用した有人の貸し出しを想定。大和駅、鶴間駅、大和市役所の3カ所に設置し、2ヵ月間で814人が利用登録した。
利用者から集めたアンケートをもとに、今年度は有料での貸し出しを想定。SuicaやPASMO、WAONなどICカードで出入庫を管理する24時間体制の実験を試みている。
貸し出しと返却ができる自転車置き場は、高座渋谷駅西口と引地川公園ゆとりの森の2カ所に設置。水色の車体と茶色のサドル(座る部分)の自転車7台ずつを配置した。
ICカードは個人が所有しているものが使える。個人認証や自転車置き場の開錠、施錠にカード使用し、高座渋谷駅前で利用登録を受け付けている。
期間中の貸し出しは無料。1回あたりの使用は4時間まで。登録には個人を特定するための運転免許所や健康保険証などが必要で、手持ちのICカードに利用登録をする。カードがない人には専用のICカードを貸し出す。
市では今回の社会実験の結果をもとに来年度いっぱいかけて実際の運用方法などを検討し、早ければ2014年度からの導入を目指している。問い合わせは市道路安全対策課/【電話】046・260・5118へ。
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