大和市は1日、市としての自転車利用の基本的な考えをまとめた「やまと自転車憲章」を制定し、高座渋谷駅前で記念式典を開いた。式典では、渋谷小6年の児童100人が出席して憲章を読み上げた。
自転車憲章のなかで大和市は、自転車利用について「環境にやさしく、街なかを手軽に移動できる健康的な乗り物」と位置付けている。その自転車を有効に活用することで、「市民が健康な生活が送れる街を目指す」としている。
市によると、こうした自転車利用に関する憲章を制定している自治体は全国的にも珍しく、市が把握している限りでは、東京都大田区に次ぐものだという。
この日の式典では「自転車を使って、元気で生き生きと暮らします」、「交流を広げ、活力に満ちた社会をめざします」、「ルールを守り、安全で快適なまちをめざします」、「環境への負荷を減らします」などと定めた憲章を児童らが読み上げたほか、来場者約200人を前にスタントマンによる自転車安全利用講習も行われた。
社会実験も順調
大和市では、PASMOやSuicaなどICカードに利用者登録をして、自転車を無料で貸し出すコミュニティサイクルの社会実験を実施している。
貸し出し拠点があるのは高座渋谷駅西口と引地川公園ゆとりの森の2カ所で、10月15日から11月14日までの1か月間実施している。
実験開始から11月4日までの登録者数は、市の予測を「大幅に上回る」(道路安全対策課)216件で利用者の評判も上々。今後は利用者の声から需要などを分析し、2014年度をめどに本格導入する方針。
ほかにも、市役所前から大和駅方面の幹線道路、約1Kmの区間に自転車走行レーンを整備する予定もあるという。
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