「泉の森を観光資源に」 ヤマトンを実行委員長に新イベント
大和市のイベントキャラクター「ヤマトン」が住む、とされる上草柳の「泉の森」――。この42ヘクタールの自然を活かした新しいイベントの企画が進んでいる。
大和市イベント観光協会(大木哲会長・星野俊江事務局長)が「ヤマトンの住む泉の森をもっとPRしよう」とイベントを企画。公益財団法人スポーツ・よか・みどり財団と大和市の所管課職員、有志市民ら22人のメンバーで実行委員を組織。実行委員長に「ヤマトン」を起用し、催し名を「泉の森フォレスタ」とした。
6月5日に第1回目の会合を開き、開催日を今年11月4日(祝)に決めた。
イベント内容は、自然をテーマとしたカフェやコンサート、ワークショップ、手作りミニマルシェ、森の絵画展などを予定しているが、今後の話し合いによって中味を詰めていくことにしている。
星野事務局長は「泉の森に住んでいて子どもが好き、というのがヤマトンの設定。『泉の森』は大和市民の憩いの場として親しまれているが、観光資源としての価値も高いと思う。行政や指定管理者の財団、ボランティアの方々の力をお借りしてイベントを開催していくことで市内外の認知度を高めていきたい」としている。 泉の森は引地川の源である大和水源地に広がる、大和市の自然の核として位置づけられている森。かながわトラスト緑地に指定され、神奈川県・大和市・公益財団法人かながわトラストみどり財団の3者で自然の保全が図られている。約450種の植物と約80種の野鳥が生息している。