大和女性防犯会の会長を15年務める 小菅 陽子さん 中央在住 64歳
やるなら楽しく長く
○…女性ならではの目線で活動する防犯団体として、平成10年に結成された「大和女性防犯会」。会員は自治会連合会理事から選出され、大和警察署長と大和・綾瀬地区防犯協会連合会会長の連名で委嘱を受ける。会の開設から現在まで、会長を務めて15年。25人のメンバーの先頭に立ち、犯罪抑止に尽力し続けている。「無理なく、楽しくが合言葉。やりたいからやっているだけなので、苦労なんてありません」と微笑む。
○…会の主な活動は行政や自治会、警察署と連携しての防犯キャンペーンやパトロール。また、各地のお祭りや行事にも積極的に足を運び、その土地や集まる人の年代に合わせて、啓発内容をかえていくという。年金支給日である偶数月の15日には金融機関の近くでひったくりや振り込め詐欺の防止もPR。「最初は防犯の呼びかけをしていたのに、気が付くと家庭の相談を受けたりして。素人の女性だからこそ、身近に感じてもらえるのでしょう」
○…横須賀市の出身。日本鋼管勤務時代に出会ったご主人と結婚し、大和に移り住んだ。現在は夫と長女、犬3頭と猫1匹の賑やかな家族で暮らしている。無類の花好きで、庭には常に色とりどりの花が咲き誇る。自宅のみにとどまらず、大和警察署前の花壇の植え替えや大和駅前のガーデニングプロジェクトにも参加。暑い最中でも足しげく水やりに通い、その成長に目を細めている。「花の世話があるから、長期の旅行に行けないのが難点。でも可愛くて仕方ない」と笑う。
○…これまでの活動が評価され、平成23年には全国防犯協会連合会防犯功労団体表彰、今年6月には県民功労者表彰を受賞した。ただ特段、新しいことをやりたいとも、背伸びをしたいとも思っていないという。「地味であっても、必要とされる時に動ける団体でありたい。あえて変わらないことを大切にして、少しずつでもいい、長く長く続けていきたいですね」
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