百人一首かるたの普及に力を注ぐ 松林 健さん つきみ野在住 81歳
齢重ねても、夢尽きず
○…横浜地方検察庁で副検事を務める傍ら、百人一首かるたを本格的に始め、45歳で全国大会デビュー。いきなりE級で優勝を果たす。「研究と練習」を積み、翌年にはB級の大会で優勝。わずか1年で、かるた界最高峰のA級に上り詰めた。それと同時に「さがみ野かるた会」を発足。以来、30年以上に渡り、市内外で普及活動に尽力してきた。「いつか大和市から名人を出すのが夢です」と笑う。
○…大阪市で生まれる。戦時中に父親の故郷・長崎に疎開した。長崎に到着したのは、終戦当日の8月15日。原爆が落ちた直後、一面焼け野原の風景に言葉を失ったという。と同時に航空兵になって特攻する、という当時の目標も失った。「敵の軍艦に体当たりすれば天国に行けると思っていた。子どもだったからね」と苦笑する。その後は進学した長崎西高校から推薦を受け、検察事務官として長崎地方検察庁に入庁。東京、横浜地検などで副検事と検事を勤めあげた。
○…もう一つの顔が著述業。これまでに自分の古希と傘寿を記念して2冊の本を出版している。「流行作家は短命な人が多いので、天寿を全うできるよう、売れない作家を目指します」とにやり。70歳を過ぎて始めたマラソンは国内外の大会に6度出場。いずれも4時間半前後で完走しているという。現在もトライアスロン挑戦を目指し、クロールの個人レッスンを受ける日々。「トライアスロン挑戦、最長寿記録を更新したい」と意気込む。
○…百人一首を題材にした漫画「ちはやふる」(小学館)の影響もあり、全国的に競技かるたを楽しむ人口が増えているという。老若男女問わず、誰でも一緒に競いあえるのが魅力だ。もちろん自身も現役。子や孫ほど歳の離れた会員たちと真剣勝負を繰り返している。「若い人たちと張り合っているから、自分が若いと錯覚しているのでしょう。このまま百歳まで、一線で戦いたいですね」
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