渋谷中学校(小川輝夫校長)で10月26日に文化発表会が行われ、同校出身のタレント近藤真彦さん(49)がサプライズゲストとして登場した。
大和市出身の近藤さんは1972(昭和47)年に渋谷小に入学したあと、小学2年時に新設された上和田小へ学区変更で転校。4年時にも同様に開校した下和田小へ移った。
渋中の2年生だった1979(昭和54)年にTBSドラマ『3年B組金八先生』に出演。当時の近藤さんのクラス担任が現在の小川校長だった。
近藤さんは「先生の理解や友達の応援があったからこそ今の自分がある。やんちゃだった自分とも正面から向き合い接してくれた」と当時を振り返る。中学時代の同級生や小川校長との親交はデビュー以来、現在も続いている。
今回の母校訪問は近藤さんが1年前からこの日のスケジュールを空け実現した。
近藤さんは「お世話になった小川先生が今年で定年ということで、地元の仲間と計画した。このような形で恩返しができて嬉しい」と話していた。
この日、体育館に集まった全校生徒や保護者らを前に近藤さんは「中学3年の頃、いちょう団地に住み高座渋谷駅から東京に通った。その頃から『スターになりたい』という夢をもち諦めずに頑張ってきた。夢がかなうとは限らないけど、夢をもち頑張り続けることが大切だと思う」と後輩たちにエールを送った。
小川校長も「将来、どんなに有名になってもこうして地元に戻ってきてほしい」と話していた。