大和市は9日、2014年度一般会計予算案の概要と主要施策を明らかにした。関連事業費などを盛り込む編成中の当初予算案を2月20日に発表し、2月25日に予定される市議会定例会初日の本会議に上程する。
新年度の一般会計予算案は、大和駅東側第4地区再開発ビルの保留床購入費や扶助費の増加により対前年度約12%増の765億円程度で過去最大規模になる見通し。保留床の購入費は119億円に消費増税分を上乗せした額を上限に14年度から3年間で購入する。
歳入面では個人市民税や固定資産税など市税総額では増加を見込んでいる。
◆健康遊具の設置
「高齢者の公園デビュー」をテーマに、2014年度から4年間で市内100カ所の公園に300基の「健康遊具」を設置する方針。
総費用は約2億4千万円。
新年度は市内北・中・南部から各5公園を選び、計15公園に各6基程度の90基を設置する。15年度から17年度は年間30公園、75基のペースで増設していく。
健康遊具では、体を伸ばしたり曲げたりするなど簡単な運動ができるという。
◆待機児童対策
新年度は民間保育所5園が開園予定で定員が300人増える。
今年4月1日には2園新設、既設の認定保育施設を認可保育所に移行する。これによる定員増は195人。 昨年10月1日現在の待機児童数は前年同時期より36人多い234人だった。
◆小児医療費助成を拡大
10月1日から通院による保険診療への助成対象を従来の小学校卒業から中学校卒業までに拡大する。所得制限は継続する。
13年度当初と比較して年間約1億8千万円の負担増だが「県内トップレベルの水準」となる。
中学校卒業まで通院助成している県内の自治体は厚木市、海老名市に続く3市目。両市は所得制限がないが大和市は引き続き所得制限を設ける。
対象者には申請に基づき9月中に小児医療証を郵送する予定。
◆防犯灯のLED化
市内に約1万2千灯ある防犯灯すべてをLED化し、市が所有管理し、自治体など地元負担を軽減する。電気代など年間3千万円の経費削減につながるという。
ほかにも小中学校の特別支援学級すべてにiPad(アイパッド)を導入するほか、小学校19校に計902台、中学校3校に計123台のウィンドウズタブレット導入、防災行政無線のデジタル化にも着手する。
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