新潟ビーチラン大会で優勝した 佐藤心雄(しんゆう)さん 中央林間在住 34歳
こころも体も楽しむ
○…日本初の「ベアフット(裸足) 日本選手権大会」を兼ねたビーチラン大会が8月30日に新潟県の小針浜で開催され、168人が参加した10Kmの部で1位に輝いた。数十秒差で現役の消防士と自衛隊員を抑えての優勝。「砂浜が美しく、波で固まった砂の上を裸足で走るのが快感。サンセットでのゴールが最高に気持ちよかったです」
〇…一部の市民ランナーの間で人気が出始めていたビーチランとの出会いは昨年5月。数少ない全国大会のひとつが湘南で開かれることを知り、興味半分で参加した。「砂に足をとられ、思うようにいかないタフなコース。それが面白くてたまらない」と一度でとりこに。主催団体からビーチランを国内に広める大使にも任命された。「産声を上げたばかりのスポーツなので力の限りがんばりたい」と各地の大会に足を運ぶ。
〇…青森県八戸市出身。「人見知りで口下手。でも昔から走るのだけは得意」。中学時代は陸上部に所属し、駅伝の県代表に選ばれたことも。高校卒業後は地元の陸上自衛隊に入隊。訓練も苦痛ではなかったが、22歳の時「違う仕事をしてみたい」と転職と上京を決意。介護職、工場、営業と20以上の職種を経験するもピンとくるものがなかった。ある日、横浜の陸上クラブが閉鎖され、行き場がない子どもたちがいることを知った。「『もっと走りたい』、その声に応えたい」と31歳の時にランニング教室を開校。現在は大和市を拠点に子どもたちに走る楽しさを伝え続けている。
〇…7歳下の奥様とは「恋の詩」をテーマとしたサークルで出会った。2年の遠距離恋愛の末、31歳でゴールイン。「いつまでたっても敵う気がしない」と頬を緩める。休みの日は夫婦で、カフェで過ごすのが一番の幸せ。「FMやまと」のヘビーリスナーで、お気に入りは水曜日。「優しい声に癒されます。投稿して読み上げてもらうのが夢」と微笑んだ。
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