間近に迫ってきた統一地方選挙。後半の4月19日告示、26日投開票で行われる大和市長選挙に現時点で出馬を表明しているのは、現職の大木哲氏(66)、元衆院議員の橘秀徳氏(45)、元県議の安藤博夫氏(67)、元市議の村上寛光氏(68)の4人で、いずれも政治経験のある立候補予定者たちだ。他に目立った動きがみられないことから、このまま現職と3人の新人による選挙戦になる公算が大きい。
【4月1日起稿】
現職2期の大木氏が無所属での出馬表明と政策を発表したのは先月中旬。選挙まで1カ月を残す時期の会見に対し、「大事な議会を終えての発表となった。健康都市をさらに充実したものにするため立候補を決意した」と述べ、保育所待機児童ゼロの実現、認知症予防対策の推進等を盛り込む8策プラス1を示した。大木氏は青山学院大、鶴見大卒。県議3期を経て2007年に大和市長に初当選。
元衆議院議員の橘氏は、昨年11月に会見を開き、無所属で出馬することを表明。若手経営者などのグループ「2015新しい大和をつくる会」が支持を明らかにしている。「一番安全で健康なまち、元気な大和に。大手ホテルの誘致」などを掲げており、衆知を集める未来の実現を訴える。橘氏は中央大卒。国会議員の秘書を経て、2009年の衆院選で初当選する。
元県議の安藤氏は1月に無所属での出馬を表明。「市議と県議を務めた経験と反省点を生かし、活力を失った大和を再構築したい」と述べ、企業・商店街を元気に、周辺市とハード・ソフト面で連携協力、広域都市基盤整備、病診連携の充実等を掲げる。安藤氏は日大卒。一級建築士。市議2期、県議を3期務める。
元市議の村上氏は1月に無所属での出馬を表明。「前回市議選に落選してから地道な活動を続けてきた。大和市を活性化したい」と述べ、女性職員の地位向上やイベント観光課の部への昇格、美化条例の制定等を掲げ、積極的に稼ぐ自治体・大和、の実現などを目指す。村上氏は日大中退。元海上自衛隊一等海尉。2007年に大和市議に初当選する。