高座日台交流の会(石川公弘会長)が11月20日、台湾台中市で開かれた「台湾高座会帰国70年大会」に参加し、元台湾少年工やその親族らと親睦を深めた。
台湾少年工は、太平洋戦争中に当時日本の領土であった台湾からやってきた平均年齢14歳の優秀な少年たちのこと。日本本土で航空機を製作しながら勉学に励めば、帰国時には工業学校卒業の資格を修得できるとの条件に動かされ8419人が渡航。上草柳の宿舎で寝起きし、座間市にあった高座海軍工廠で戦闘機の生産に従事した。
この大会を主催しているのは、台湾少年工の同窓組織「台湾高座会」(李雪峰理事長)。日本と台湾との交流を図るため、台湾での戒厳令が1987年に解かれて以降毎年開催している。今年で29回目。
当日は、台湾少年工に関わりのある日本人100人と台湾人約400人、計500人ほどが参加。各会の理事長・会長挨拶のあと、会食が行われた。
参加した「高座日台交流の会」は、台湾少年工にとって第2の故郷である大和と台湾の人々が組織的に交流するために創設され、現在約200人が所属する。今年で26周年。石川会長は「台湾は世界一の親日。日本と台湾の交流、友好関係を次世代に根付かせたい」と話している。
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