大和ケアマネージャー連絡協議会の会長を務める 天野 宏一さん 市内下鶴間在住 54歳
運も縁も味方、実は天職
○…市内在住・在勤のケアマネージャー140人強が参加する協議会の会長を昨年から務める。「馴れ合いではなく、お互いに刺激を与えられる関係にしたい」と意欲を語る。医療・介護・福祉従事者を中心に他業種との連携など、意識するのは、常に顔の見える関係づくりだ。
○…下鶴間で生まれ育った。大学時代、文学部に在籍し、子どもを中心に人と関わる仕事がしたいと目指していたのが教師。しかし、50倍を超える倍率に阻まれ、あえなく不採用に。そんな時に海老名の介護施設から声がかかった。「人相手の仕事は同じ。子どもがお年寄りに変わるだけ」と就職を決める。祖父母より高齢な利用者や障害者に囲まれた職場。おむつ交換など「強烈だった」と当時を振り返る。ただ孫のように接してくれる利用者、年齢の近いスタッフのおかげで「自分に合っている」仕事と思えるようになるのにさほど時間はかからなかった。
○…都内の介護関連の企業に転職。新規施設などの立ち上げに携わった後、祖父が立ち上げた地元の特別養護老人ホームへ。「地域に関係性が持て、良かった」と振り返る。今後、大和市の特性や独自性のある支援体制やサービスが提供できたらと夢を語った。
○…都内で仕事をしている頃、付き合いではじめ、はまっているゴルフ。ハンデが9まで上達したことも。今では月に1、2度コースに出るのが「楽しくて仕方がない」と遠足を待つ子どものようなワクワクした表情を浮かべた。会長職など兼職も多く、打ち合わせや会議はどうしても終業後。帰宅は3歳と1歳の子どもたちが寝る寸前になってしまうことが多いという。「極力お風呂に入れたいんですけど、最近は食事を一緒にとるのもままならない」と苦笑い。時間があればしたいことは、の問いに「やっぱり子どもたちと遊びたいですよね。仕事の倍疲れますけど」と良きパパの苦悩をのぞかせた。
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