慢性的な定員超過解消へ 障がいを抱える児童・生徒が学ぶ特別支援学校が中央農業高校の敷地内に新設される方針が明らかになった。平成28年4月の開校予定で、県の23年度当初予算に設計調査費として2840万円が計上される見込み。
慢性的な定員超過解消へ
県内には現在、25の特別支援学校がある。視覚や聴覚障がい、知的障がい、脳性まひなどを抱え、医療的ケアを含め、特別な配慮が必要とされる子どもが5千人以上在籍しているが近年、過大規模化が深刻な問題となっている。各校とも定員を大きく超えた児童・生徒を受け入れざるを得ず、教室の確保も不十分な状態が長年続いているという。
このような状況を受け特別支援学校の再編整備を検討する協議会が立ち上げられ、18年3月に「県内全体で新たに11の養護学校を新設するべき」との方向性を示した。
今回、新設計画が明らかになった「県央方面特別支援学校」の建設予定地は中央農業高校西側に位置する土地、約1万3千平方メートル。果樹園として活用されてきたが、10年ほど前からは使用されておらず、県は活用法を思案していた。
新設校の定員は小学部から高等部までの200人程度を予定。県央域を中心に周辺域からの通学も見込んでいる。25年度から着工する計画で、28年4月の開校を目指す。
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