東北地方太平洋沖地震
帰宅困難者
11日夕刻から夜半にかけては海老名駅、かしわ台駅、相模大塚駅などで、帰宅が困難な状態に陥った人が溢れ混乱。市は午後8時ごろからコミュニティセンターなど公共施設13カ所を避難所として開放し、400人を超える帰宅困難者がこの避難所を利用した。
姉妹都市も被災
海老名市の姉妹都市・宮城県白石市も今回の地震で大きな被害を受けた。
白石市から救援依頼を受けた海老名市は米軍との「防災の覚書」に基づき、米海軍厚木航空基地に救援物資の空輸を依頼。湯を注ぐだけで簡単に食べられるアルファ化米を3000食、パンの缶詰2376食を12日に輸送した。
さらに翌13日には追加支援として「防災力の向上に関する協定」を締結したコカコーラセントラルジャパン(株)から提供を受けた飲料水や即席麺、使い捨てカイロ、乾電池などを送っている。
白石市の発表によると今回の地震で68歳の女性が亡くなっている。14日正午時点で、ほぼ全域が停電の状態。約1300人が避難所での生活を余儀なくされている。
長蛇の列
13日夜に計画停電の実施が発表され、14日午前から商業施設などには食料品などを求める市民らが押し寄せた。綾瀬タウンヒルズでは午後4時50分から予定された計画停電を前に午後3時30分に閉店したが、閉店後も来店者は後を絶たなかった。
また、綾瀬市役所では防災無線を自宅内で受信できる個別受信機の設置を求める人や、受信状況が悪く改善を求める市民らが列を成した。
募金呼びかけ
海老名、綾瀬両市内でも救援金募金の受付が始まった。
◆海老名市では14日に市役所内に義援金募金箱を設置。市役所のほか、保健相談センター、中央図書館、有馬図書館にも募金箱が用意されている。
◆綾瀬市では12日に市役所庁舎内に募金箱を設置。市役所のほか、中央公民館、福祉会館、綾北福祉会館、地区センター、南部ふれあい会館、寺尾いずみ会館にも募金箱が設置されている。
◆綾瀬市の「市民活動センターあやせ」が新たに取り組みを始めた「だれかさんのため貯金箱」プロジェクトを利用した募金も可能。綾瀬市中央公民館内の同センターで配布されている貯金箱キットを組み立て、募金をプロジェクトをともに展開する藤沢市市民活動推進連絡会へ送る。問合せは同連絡会【電話】0466(54)4510まで。
◆一般社団法人「日本建築匠士会」(若林均代表理事)は19日(土)20日(日)に綾瀬市商工会館で開くリフォーム相談会の中で、救援金募金を受け付ける。時間は19日が午後1時から5時、20日は午前10時から午後3時まで。集まった救援金は「フジネットワーク基金」を通じて被災地へ送られる。問合せはウイングビルド【電話】0467(70)7006まで。
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