海老名市国分南で電動式バイクを製造・販売するベンチャー企業「デンドーモータース(株)」(橋本幸一代表取締役社長)が開発した電動スクーターが世界自然遺産・小笠原諸島島民の「新たな足」として注目を集めている。
1回の充電で母島周回を走破
小笠原諸島は、今年6月に固有な生物の生息を確認できることなどから、その価値が認められ世界自然遺産に認定された。
島民の生活移動手段である車やバイクだが、排気ガスによる環境汚染の問題や、離島であるためガソリン価格が1リットル当たり200円から300円という高値であることを背景に、2年ほど前から環境負荷が少ない電動スクーターへの関心が高まっていた。
これまでも大手メーカーなどの電動スクーターが「新たな島民の足」として試されてきた。しかし集落以外の場所は勾配の激しい道路形状なため、パワーやバッテリー不足に悩まされ、満足のいく結果が得られなかった。
今年7月、デンドーモータースが、既存車を大幅に上回る登坂力を備えた電動スクーターを開発。その性能技術の高さを知った、小笠原諸島・母島の事業者からオファーが寄せられ、検討の結果10月に承諾した。
勾配はクリアも新たな課題浮上
同社が開発したスクーターは急勾配の坂道には対応。しかし坂が多いため電力の消費量が多く、走行距離が短くなるほか、塩害問題など新たな課題が明らかになった。
この課題を解消するため同社は新車両を開発。安価の鉛バッテリーを採用したまま、長距離走行を可能にし、フレーム強化や錆対策により、離島の厳しい環境に対応した新車両を持ち込み、母島で今月上旬に実施されたテスト走行では、1回の充電で島の周回を走破した。
橋本社長は「この開発によって、世界自然遺産の自然保護や小笠原諸島に住む島民の方の暮らしが少しでも楽になればとても嬉しい」と話している。
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