消 防 通信指令を3市統合へ 海老名市、座間市、綾瀬市が協議会
海老名、座間、綾瀬の3市はこのほど、119番通報の受信や出動指令など消防通信指令業務を統合することを目指すため、協議会を設立した。柏ヶ谷の旧北分署跡地に共同指令センターを3市で建設し、2015年度から運用を開始する計画だという。
大和を含めた4市は消防体制の広域化へ向け、08年から議論を重ねていた。しかし、10年の春先にはこれを断念。その後、海老名、座間、綾瀬の3市では、指令業務の共同運用に関する検討を同年10月から進めていた。
メリットは?
海老名市消防本部によると統合によるメリットは大きく3つあるという。1つ目は経費の節減だ。16年5月末までに消防無線はデジタル化される。統合することで各市の設備投資の抑制につながるという。2つ目は現在、3市で33人いる指令室職員を統合後は10人程度削減することが可能で、現場に出動できる隊員数の拡充が可能だという。3点目は行政区をまたぐ、相互応援出動の際、現在よりも迅速に対応することが可能になるという。
今後は13年度までにセンター庁舎を建設し、14年度までに指令台やシステムなどを整備。15年度の運用開始後は、3市の消防職員が24時間体制で勤務する。
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