世紀の天体ショーを前に中央図書館で企画展が開かれている。市内では173年ぶりに観測される5月21日の金環日食と、昨年末に「Ebina」と命名された小惑星に関する資料が展示されている。
太陽、月、地球が一直線に並び、月の外側に太陽がはみ出し指輪のように見える天体現象「金環日食」。真円のリングが見られる「中心食線」は中新田や大谷、浜田町など市内も横断する。市内(市役所)では午前6時18分37秒から日食が始まり、7時31分18秒から36分22秒の間に真円の状態となる。その後、9時1分39秒には日食状態が終了する。
市担当課によると海老名域でこの天体ショーが観測されたのは、幕末に長州藩の尊王攘夷志士として活躍した高杉晋作が誕生した今から173年前。また、次回、観測ができるのは300年後だという。
今回の企画展では金環日食の仕組みや観測方法などを約50点の資料を用いて解説。さらに明治時代に金環日食を観測する人々の様子を描いた錦絵なども展示されている。
また、昨年末に命名された小惑星「Ebina」についても紹介。「Ebina」が天体観測イベントで市内の小中学生3人により発見された経緯や惑星の規模、命名認定書などが展示されている。問合せは同館【電話】046・231・5152まで。
特 別 講 座5 月 14 日
5月14日(月)には、文化会館で金環日食を事前に学ぶ特別講座が行われる。参加無料で市内在住・在勤・在学者が対象。時間は午後4時30分からと午後6時40分から。申込はNPO法人日本スペースガード協会ホームページ(http://www.spaceguard.or.jp)から。問合せは同協会【電話】03・3378・6450まで。
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