下今泉のリコービル屋上に海老名市災害対策 高所防災カメラを設置 情報収集の迅速化など目的
災害発生時の情報を正確に、かつ広範囲で収集することなどを目的に海老名市は下今泉のリコーテクノロジーセンターの屋上に2台の高所防災カメラを設置する。運用開始は今年11月1日からの予定。
災害に強いまちづくりを目指し市は今年度、災害対策を最優先課題と位置づけ高所防災カメラの設置を新年度予算に盛り込んだ。
カメラの設置場所を選定するため市は、送電線の鉄塔や市内中央のプライムタワーなど数カ所で検証作業を進めてきた。その結果、最も市域を見渡せる市内最高層の同センター屋上が選ばれた。
市危機管理課によると、カメラが撮影する範囲は東柏ヶ谷地区など一部の地域は死角になるものの、市内の7割程度をカバーできるという。
これにより災害時の家屋や建物などの被害状況が瞬時に確認できるだけでなく、相模川の氾濫など刻々と変化する災害状況を現場に出向くことなく瞬時に把握することができる。
カメラの倍率は30倍で、仮に相模川で何らかの被害者が出た場合、担当課によると「顔まではわからないが、人の認識はできるほどの倍率になるはず」だという。停電時もリコーの自家発電システムを利用し映像は危機管理課や消防本部に送信される。
カメラは現在製造中で完成後、中間検査を行い正確な性能が判明するという。11月1日から運用を始め、市ホームページ上でも定点映像を見ることができる。
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