中日本高速道路(株)(NEXCO中日本)は2月15日、整備を進めている、さがみ縦貫道路(圏央道)に関し、3月30日(土)午後3時に海老名インターチェンジ(IC)から相模原市南区当麻付近に開設する相模原愛川ICまでの区間10・1Kmの供用を開始すると発表した。通行料は普通車で450円。大都市近郊区間となるため、自動料金収受システム(ETC)の時間帯割引が適用される。
2010年2月に海老名市中新田に開設された海老名ICと東名高速道路接続部までの約1・9Kmが開通し3年、ようやく縦貫道路が北進する。
区間内には厚木市中依知付近に圏央厚木ICが設置され、国道129号線や国道246号線の渋滞緩和に、期待が寄せられている。また、東名高速道路から一般道を用いずに相模原市内へアクセスできる交通網が整備されることで、周辺道路の交通量減少への期待も大きい。
13年度中には今回、開設される相模原愛川ICからすでに供用が始まっている高尾山ICまでの区間が開通する見通し。この区間が開通することで、中央自動車道への接続が完了すると同時に、桶川北本IC(埼玉県北本市)までが高速道路で結ばれることとなる。
南進は14年度
一方、海老名から南の状況については4月14日(日)に新湘南バイパスに接続する茅ヶ崎JCTから寒川北ICの区間5・1Kmが開通することが15日に同時発表された。
海老名JCTから寒川北ICまでの4・3Kmの区間については昨年5月に開通時期について2年延長し「14年度の開通」と変更が示されている。この区間が開通することで、縦貫道路は全線開通となる。
相模原愛川まで450円圏央厚木まで200円
高速道路の利用料金は一般的にIC使用料に相当するターミナルチャージと距離に相当した通行料から算出される。ターミナルチャージは全国一律で150円に設定され1Kmあたりの通行料は普通車で24・6円。しかし海老名IC―相模原愛川IC間は大都市近郊区間に含まれるため、29・52円となる。
海老名ICから相模原愛川ICまでの距離は10・1Km。これに1Kmあたりの通行料を乗じた額とターミナルチャージを加算した合計が区間利用料金となる。これに消費税が加味され、450円という金額が算出されている。また、圏央厚木ICまでは普通車で250円となっている。
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