市が防災アプリ開発 災害時に最寄りの避難所を把握
災害発生時に現在位置を把握し、最寄りの避難場所などが地図上で確認できるスマートフォン向けのアプリケーションを海老名市が開発した。このようなアプリを自治体が作ったのは県内初となる。
「防災アプリ」は昨年6月の市議会定例会で永井浩介議員が行った一般質問を受け開発が進められてきた。永井氏はこの時、「市が配布している防災マップを市民が持ち歩いているかというと、厳しい現状があると思われる。『持ち歩ける防災マップ』を作ってはどうか」とアプリ開発を提案。これに対し内野優市長は前向きな考えを示していた。
市内全戸に配布されている「防災マップ」をベースに開発されたアプリは、人工衛星を利用して自分が地球上のどこにいるのかを正確に割り出すGPSシステムを活用。災害時にどこにいても瞬時に自分の現在位置が画面の地図上に示され、最寄りの避難所が把握できる。また災害用伝言ダイヤルの利用方法や、地震への備えなどの情報も掲載している。
1週間で428件
スマートフォン端末を使っていれば誰でも無料でダウンロードでき、アンドロイド版では3月末から配信を開始。1週間で428件のダウンロードが確認されているという。またiPhone(アイフォーン)版は、4月10日前後から提供を開始できる見込みだという。
市民以外の駅利用者にも
東日本大震災当日には海老名駅を中心に市外に暮らす通勤・通学客が多数、滞留した。また、今後、海老名駅西口には大型商業施設が開業する計画もあることから、市危機管理課では今回、開発したアプリの存在を駅利用者などにも周知していく考えだ。
アプリはアンドロイド版の場合は「Google play」、iPhoneの場合は「Apple Store」のサイトからダウンロードが可能。問合せは市危機管理課【電話】046・235・4790へ。
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