海老名市教育委員会(伊藤文康教育長)は9月3日から、小学校給食でアレルギー対応給食の提供を開始した。メニューに卵と乳を原材料に含む際には栄養士が代替え食の献立を作成。「食の創造館」内の「アレルギー調理室」で調理した代替え給食が提供される。
文部科学省の調査によると、食物アレルギーを持つ児童・生徒の数は増加傾向にあり、ここ10年ほどで1・7倍になっているというデータもある。誤ってアレルギー食材を口にした子どもが、死亡に至ってしまう事例も発生している。
2012年に東京都調布市の小学校で乳製品アレルギーを持つ児童が粉チーズが入ったチヂミを食べた後、じん麻疹や腹痛、嘔吐、呼吸困難などを同時に発症する「アナフィラキシーショック」を起こし急死した。この事故は、子どもの食物アレルギー問題に警鐘を鳴らし、全国的に対策に取り組む契機となった。
海老名市教委では昨年5月に対応策などを示したマニュアルを策定。12月には全ての児童と翌春、入学する子どもたち8668人を対象に「食物アレルギー調査」を実施した。
「食物アレルギーもつ」7%が回答
この調査で約7%に相当する603人が「何らかの食物アレルギーを持つ」と回答。市教委ではこのアンケート結果を受け、アレルギー対応給食の提供へ向けた検討を進めていた。
厚生労働省はそばや落花生など25の品目についてアレルギーを起こしやすい食材として指定しているが、市教委はアンケート調査の結果から、今回は卵と乳を対象アレルゲンとし、2品目を含む献立の際には栄養士が栄養面などに配慮しながら代替えの献立を作成。通常の製造ラインとは別の部屋で調理した代替え給食は学校名や学年、クラス、名前を記した特別容器に収められ各校に配送され、職員室で保管し、給食の時間に対象児童本人が直接受け取る。
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